岐阜動物クリニックは岐阜県岐阜市と各務原市にまたがる地域にある犬・猫・ウサギ・フェレット・ハムスターなどを診療する動物病院です。
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わんちゃんに多い眼科疾患

2015/02/19

こんにちは!
皆さんお元気でしょうか?まだまだ寒いですね
火や、暖房器具の扱いには注意しましょうね

今回は感覚器の中で、「目」についてお話したいと思います。
生き物には五感といわれるものがあり、その5つの感覚で、
さまざまな情報を外部から受け取り、神経と連絡しています。
「目、耳、鼻、口、皮膚」の5つが感覚器です。

≪目の働き≫
目は光を感じたり、物の形を認識したりする器官です。
眼球とそれを保護する器官から成り立っています。
構造はカメラによく似ていて、レンズに相当するのは
水晶体といわれるところです。水晶体をおおう虹彩というものが
明るいところでは瞳孔を小さくし、暗いところでは瞳孔を大きくし
目に入る光の量を調節します。

≪眼科疾患≫
★角膜炎
外界と接する眼球のもっとも表層の部分を角膜といい
この角膜がさまざまな原因で炎症を起こした状態を角膜炎という。
*原因・・・細菌やウイルスの感染、物理的外傷、その他代謝障害など
*症状・・・角膜にただれがおき、痛みやかゆみが起きる

★白内障
眼球の中のレンズ(水晶体)は通常は透明である。
その水晶体の透明性がなんらかの原因で維持できなくなって
白濁することを白内障という。
*原因・・・先天性、老齢性、糖尿病性、外傷性、内分泌性、中毒性、若齢性など
*症状・・・視力障害(物にぶつかる、ジャンプできなくなるなど)
*発生の多い犬種・・・コッカ-・スパニエル、プードル、ビーグル、アフガン・ハウンド、狆

★緑内障
眼球の眼房を満たしている液体が外に排出できないなど
眼球内部の圧力が高くなり、視神経を圧迫して障害を起こす。
光を当てると目の奥が反射して緑に見える。
*原因・・・原因不明の原発性、続発性レンズ脱臼性、前ブドウ膜炎性、外傷性、悪性新生物
*症状・・・イヌでは一般に激しい痛みを伴う、視野異常、視力低下、視力消失など
*発生の多い犬種・・・バセット・ハウンド、イングリッシュ・コッカ-・スパニエル、
スプリンガー・スパニエル

上にあげた眼科疾患はほんの一部です。
目の疾患は完治が可能なものとそうでないものとさまざまです。
症状に合わせた治療や薬の投薬を実施しています。
目をよく気にする、涙や目やにが多いなど気になることがあればご相談下さい

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