岐阜動物クリニックは岐阜県岐阜市と各務原市にまたがる地域にある犬・猫・ウサギ・フェレット・ハムスターなどを診療する動物病院です。
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爪切りの大切さについて

2015/05/19

みなさんこんにちは
熱中症注意というニュースをちらほら聞くようになってきました
人も動物も暑さ対策は万全にしておきたいですね

今回は爪切りについて書きたいと思います!

≪ワンちゃん・ネコちゃんの爪≫
まず、ワンちゃん・ネコちゃんの爪は何本ずつあるかご存知ですか?
前足に5本ずつ、後ろ足に4本ずつあります。たまに後ろ足に5本ある子もいますが、
基本はこの本数です。前足は5本もないよ?と思われますが、内側の少し離れた
(人間でいう親指にあたる)所に5本目があります。
これは、狼爪といって狼時代に岩がけをのぼったり獲物を捕まえる時に
物をつかんだりする役割をしていたといわれていますが、今はまず使うことがなく
地面に接していないので他の爪より伸びやすいのです。

≪爪が長い危険性≫
爪を短く切っておくことは、飼い主さんにとっても、ワンちゃん・ネコちゃんにとっても
大切なことなんです。
ネコちゃんの爪は先が鋭く尖っているため、ひっかかれれば傷だらけになりますし、
ワンちゃんはネコちゃん程の、鋭さはないものの、抱っこした時飛びついてきたとき
痛いな~と感じることもあると思います。また、ワンちゃん・ネコちゃん目線になってみても
長い爪は、どこかにひっかけて折れて出血する危険性もありますし、
伸びすぎて巻いた爪が肉球に刺さってしまうこともあります。
お互いそんな痛い思いをしたくないし、させたくないですよね!

爪切りの大切さがわかっていても、どこまで切っていいのか分からない。
切らせてくれない。という方も多いと思います。
「どこまで」というのは、言葉での説明は難しいのですが
白い爪の子・・・透けて見える血管の手前まで。
黒い爪の子・・・慣れるまでは少しずつ切っていって断面がしっとり柔らかい感じのところまで。
爪が長くてたくさん切れそうでも、血管や神経も一緒に伸びてきてしまっている子もいるので、
案外切れる部分が少なかったりしますが、無理に切ると出血するので注意してください。
「切らせてくれない」子は、そこですぐあきらめず毎日一本ずつでもいいので
挑戦してみてください。一人でできなければ二人で。できたら心の底から褒めてあげて下さい。
そんな少しずつの積み重ねが実はすごく大切なことだったりします。
爪切り一つ、ブラッシングの数十分がコミュニケーションタイムになりますし、
そのうちおとなしくしてないといけない事も分かってくれると思います。

もし、ご自宅では難しければ病院でも爪切りを行っていますので声をかけて下さいね

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