秋の健康診断
2015/12/05
こんにちは12月に入りましたがいかがお過ごしでしょうか?
忙しい時期ではありますが、今回は秋の健康診断についてお知らせします。
なんとなく元気がなかったり食欲が落ちてきたり、体の不調を感じている子はもちろん
元気いっぱいな病気知らずな子も秋の健康診断をしてみてはいかがでしょうか?
私たちの思っている以上に速いスピードで年齢を重ねていくわんちゃん・猫ちゃんに
とって年一回の健康診断や、一日ドックを行うことは病気の早期発見にもつながります。
≪猫ちゃんの健康診断について≫
わんちゃんの健康診断を依頼される飼い主さんに比べて猫ちゃんの健康診断をされる方
は少ないと感じるのでもっと多くの猫ちゃんにも健康診断をしていただきたいと思います。
猫ちゃんは我慢強く、痛みや不調を訴えることもあまりしないので、飼い主さんがギリ
ギリまで不調に気付きにくい傾向があります。
血液検査では、食事直後に測定するとコレステロールや中性脂肪、血糖値なども高めに
でたり、病院嫌いな猫ちゃんは採血時に興奮しているとグルコース値が上昇することも
あります。
適正な条件下で検査できるとは限らないので数値の読み取りには食後の経過時間や検査
時の状態も参考にする必要があります。
≪健康診断をするメリット≫
定期的に健康診断を受けるメリットは、その子の健康時の検査数値を把握しておけるこ
とです。
一般的な基準値に当てはまらない子もいるので、健康時のデータを把握しておくこと
で、例えば普段から肝臓の数値が高めだと分かれば一回の検査で異常値が出たからと
言って再検査をしなくてすみます。
また、この秋の健康診断シーズンに行うと通常よりも安い値段で健康診断ができます。
≪健康診断で発見される病気≫
*皮膚の病気(アレルギー性皮膚炎、外部寄生虫、腫瘍など)
*耳の病気(外耳道炎など)
*眼の病気(角膜炎、白内障など)
*口腔内の病気(口内炎、歯石など)
*消化器系の病気(肝機能障害、腸管の腫瘍など)
*泌尿器系の病気(腎不全、膀胱炎など)
*心臓の病気(僧帽弁閉鎖不全など)
*その他の病気(子宮蓄膿症、脊椎の病気など)
病気になってからではわんちゃん・猫ちゃんがつらいだけでなく飼い主さんも様々な面
での負担が大きくなってしまいます。
この機会に健康診断をして、日ごろの健康チェックを心がけることで末永く幸せな生活
につなげていきましょう。
犬の体について
2015/10/11
こんにちは冷えてきましたね(‘A`)
衣替えの際、ダニやノミには十分気をつけて下さい!!!
(私はとてもかゆい思いをしましたΣ(=゚ω゚=;)笑)
今回は犬の体についてクイズにしてみましたので
チャレンジしてみて下さい
Q1 どの犬種にも備わっている、最も優れた能力は次のうちどれでしょうか?
泳ぐ能力 鼻の能力 ジャンプ力
Q2 人の腸の長さは体長(頭からお尻までの長さ)の約10倍と言われています。
では、犬の腸の長さは体長の何倍でしょうか?
1~2倍 5~6倍 9~10倍
Q3 犬の視力は人と同じくらいである。○?×?
Q4 犬は色を認識することができず、全てが白黒に見えている。○?×?
Q5 次のうち間違っているものはどれでしょうか?
ア) 暑い日が続いているので、愛犬にもチョコレート入りのアイスクリームをあげた
イ) 田舎から送られてきたスイカを愛犬にもおすそ分けした
ウ) 愛犬のおやつにきゅうりをあげた
エ) お祭りで買ってきたたこ焼きを、すごく欲しがったのであげた
≪答え≫
Q1 鼻の能力
犬の嗅覚は、ヒトと一緒に暮らすうちに特別に発達した部分があると考えられています。
犬が最もよく嗅ぎ分けられるのは、ヒトの体臭のもとになっているにおいで、
飼い主と他の人を区別するのにその力を発揮したと考えられています。
Q2 5~6倍
一般に草食動物の腸は長く、肉食動物の腸は短くできています。
肉や魚よりも植物の方が消化しにくいからです。犬は雑食の動物ですが、
もともとは肉食で腸の長さは体長の約5倍あります。
犬よりも肉食傾向の強い猫やライオンは約4倍で、草食動物の馬の場合は約10倍、
牛は約20倍です。
Q3 ×
犬の視力は、人間の視力に換算すると0.1程度と言われています。
かなりの近眼でぼんやりとしか見えていないと考えられています。
Q4 ×
以前犬には色の区別ができないと言われていましたが、
最近の研究では犬にもうっすらと色が見えていることが分かってきています。
ただし、どの色が見えているかについては諸説あり、まだよくわかっていません。
Q5 ア)、エ)
チョコレートは犬にとって中毒の原因物質テオブロミンを含んでいますので
与えてはいけません。たこ焼きのタコは消化が悪く、塩分の多いソースや
中毒症状を引き起こすネギが入っていることもありますので与えない方が賢明です。
また、犬はドッグフードと水で、生きていくうえで十分な栄養が取れています。
人間の食べ物を与えると、病気や肥満、偏食などの原因にもなりますので、
すごく欲しがったとしても基本的に人間の食べ物は与えない方が良いでしょう。
全問正解できたでしょうか?
クイズとともに、犬の体について少しでも知っていただけたら、
興味を持っていただけたら幸いです
猫ちゃんの恐ろしい感染症
2015/09/20
こんにちはみなさんお元気ですか??
だんだん涼しくなってきていますが、ノミ・ダニ、フィラリアへの注意は
まだまだ必要ですのでお忘れなく
今回は猫ちゃんのこわい感染症について書きたいと思います。
≪猫白血病ウイルス感染症(FeLV)≫
FeLVは一般に若い猫に発症することが多く、猫の主な死亡原因の1つである
恐ろしい伝染病です。ただし感染した猫が全て発症するわけではありません。
★感染経路
FeLVは血液、唾液、涙、糞尿などに含まれ感染経路が多く、うつりやすい伝染病です。
猫同士が同じ食器を使って食事をしたり、お互いを舐め合うグルーミングや
じゃれ合いなどFeLV陽性猫との長時間に及ぶ密接な接触によってうつります。
感染の危険度は、猫の年齢や生活様式によって異なりますが、感染猫との同居あるいは
外でのケンカで感染します。FeLVはヒトにはうつりません。
★症状
はじめは一見健康そうに見えますが、次第に元気がなくなっていきます。
免疫力が低下するのであらゆる感染症に抵抗できない状態になり口内炎、胃腸炎、
鼻炎などがなかなか治らずまたリンパ腫や白血病など致命的な病気を伴い
最後は死亡してしまいます。
★治療法
現時点ではFeLV感染症の特別な治療法はなく、
これらに感染したことがわかった場合には、発症を遅らせるための管理や
症状に応じた治療をしていくことになります。
★予防法
FeLVを予防するためのワクチンがあります。
≪猫免疫不全ウイルス感染症(FlV)≫
FlVは感染末期にはエイズ症状となるため猫エイズとも呼ばれます。
一般的に年齢とともに増加し、3歳以上で、外出可能な雄猫に
特に多くみられる恐ろしい伝染病です。
★感染経路
FlV陽性猫とのケンカで咬まれたりするとうつります。ヒトにはうつりません。
★症状
はじめは一見健康そうに見えますが、次第に元気がなくなっていきます。
免疫力が低下するのであらゆる感染症に抵抗できない状態になり口内炎、胃腸炎、
鼻炎などがなかなか治らず、感染末期には人間のエイズのような症状が現れ、
最後は死亡してしまいます。
★治療法
現時点ではFlV感染症の特別な治療法はなく、
これらに感染したことが分かった場合には、発症を遅らせるための管理や
症状に応じた治療をしていくことになります。
★予防法
FlVを予防するためのワクチンが日本では承認されています。
陽性猫とのケンカで咬傷を受けるのを防ぐためにも避妊や去勢をし、
屋内での飼育をお勧めします。
この2つは検査によって感染があるかないか分かりますので
*ワクチンを接種する
*猫を飼い始める
*口内炎などの病気がなかなか治らない
*外出する猫と接触をしたりケンカした
などの時には検査をしてみてはいかがでしょうか。