猫の泌尿器疾患

2015/07/16

今回はアニコム損保さんの疾病データから、
猫の泌尿器疾患についてみていきたいと思います。

猫の疾患のうち、泌尿器の病気になっている割合は、13.6%で、
およそ8頭に1頭が泌尿器疾患で受診しています。

泌尿器疾患     13.6%
消化器疾患     11.7%
皮膚疾患        9.1%
眼の疾患        6.4%

そして泌尿器疾患の中で最も多いのが腎不全。その次に膀胱炎となっています。

腎不全になった猫を、年齢と重ねてみると、0歳では0.3%と低く、
10歳は5.1%、15歳は22.4%となり、加齢とともに病気になる割合が
高くなる傾向があるようです。

以上のことから、特に高齢の猫ちゃんには定期検診のオススメと、
普段の排泄物の観察、飲水量のチェック等をしていただくと
予防につながるのではないでしょうか。
どんな病気でもそうですが、病気になってから治すのは大変です。
飼い主さんの毎日のケア、予防できるものは予防を行う、
検査による早期発見・早期治療によって元気に生活できると思います
当院でもできる限りのサポートを行っておりますので、質問等ございましたらお尋ねください