岐阜動物クリニックは岐阜県岐阜市と各務原市にまたがる地域にある犬・猫・ウサギ・フェレット・ハムスターなどを診療する動物病院です。
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ねこちゃんに多い病気

2014/12/07

みなさんこんにちは!もう12月です、早いですね
12月はなんだかバタバタしますが、体調を崩さないように
合間を見て休息を取ってくださいね

今回は猫ちゃんに多い
泌尿器疾患について書きたいと思います。

≪泌尿器とは・・・≫
オシッコを作って出す器官の総称で、左右の腎臓、尿管、
膀胱、尿道からなります。
尿管、膀胱、尿道を合わせて「尿路」といい、
腎臓と尿管を含めた「上部尿路」と、
膀胱と尿道を含めた「下部尿路」に分かれます。

≪オシッコが作られて排泄されるまで・・・≫
腎臓で作られたオシッコは尿管を通って膀胱へ行き、
膀胱にオシッコがたくさんたまると膀胱が縮んで
オシッコを押し出します。
そして尿道の入口が開いてオシッコを体の外に出します。

≪性別による構造の違い・・・≫
オスとメスでは生殖器の構造の違いから、
尿道の形にも違いが見られます。
オスの尿道は細くてメスよりも長く、
カーブしている部分があるうえに先端が細くなっています。
メスの尿道は太くまっすぐに伸びています。
この違いによってオスとメスとでは
かかりやすい病気のタイプにも違いが見られます。
オスは尿道が細いために結石ができると詰まりやすく、
尿石症が重症になる傾向にあります。
一方、メスは尿道が短いため、膀胱に細菌が入りやすく、
細菌感染による膀胱炎がオスよりも多いと言われています。

≪オシッコチェック・・・≫
「色」
薄すぎる、血が混ざっている、ざらざらしたものが混ざっている
「ニオイ」
ニオイがしない、生臭い、普段と違うニオイがする
「量」
多すぎても少なすぎても良くありません

いつもと違うということにすぐ気づけるよう
普段からよく観察してみてください。

≪オシッコ採取方法例≫
病院での検査の際、ねこちゃんのオシッコを採って
検査を行いますがオシッコがたまっていないと
検査が行えません。そのため、ご自宅で
オシッコを採ってきて下さいとお願いすることがあります。
ご自宅での採尿にはいくつか方法がありますので
少しご紹介します。

*お玉ですくう
ねこちゃんがオシッコをする体制になった瞬間におしりの下に
お玉等のすくえる容器を入れ、オシッコを採ります。

*ビニールシートをひく
ねこちゃんのトイレにおしっこを吸わない
ビニールシート等を敷いておき、
その上にしたオシッコを採ります。

オシッコは、コットンやティッシュなどが
絞れるくらいの量を採取してください。

↓↓泌尿器疾患のサイン??↓↓
*トイレに行く回数が増える
*オシッコが少ししかでない
*排泄時に痛がって鳴く
*血尿がでる
*不自然な姿勢でオシッコをする
*陰部をよく舐める
*激しい嘔吐を繰り返す
*口からアンモニア臭がする
*水をたくさん飲む
*食欲がなく、飲水量が減る

いかがでしょうか?
当てはまるものがある子は要注意です
健康が一番ですが、気になることがあれば
早めに病院へいらっしゃってくださいね

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