人の現代病といわれるような、アトピーやアレルギー症状を伴う皮膚疾患がペットの間でも増えてきています。単に痒みや炎症を抑えるだけの対症療法と、体内の免疫機構を整える根本的治療法があります。
それぞれを組み合わせて使用することも可能です。ただし、アレルギー体質は遺伝的な体質といわれており、その ような体質を完全に正常にするのは困難です。
皮膚科検査内容:アレルギー血液検査(リンパ球反応検査・アレルゲン特異的IgE検査・アレルギー強度検査)
リンパ球反応検査でわかること
白血球の一種であるリンパ球を介して起こるⅣ型アレルギーというものは抗体によらないアレルギー反応で、遅延型アレルギーともいわれています。食物アレルギーにはⅣ型アレルギーが関与しているものが多いとされています。本検査によって、リンパ球が反応する食物を検出することができ、それらを避けた除去食療法を安心して実施できます。犬の食物アレルギーでは、IgEよりもリンパ球が関わる場合が多いことがわかっています。
測定アレルゲン一覧(犬)
主要食物アレルゲンパネル
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 卵白
- 卵黄
- 牛乳
- 小麦
- 大豆
- トウモロコシ
除去食アレルゲンパネル
- 羊肉
- 馬肉
- 七面鳥
- アヒル
- サケ
- タラ
- エンドウ豆
- ジャガイモ
- 米
アレルゲン特異的IgE検査でわかること
IgEは体内で作られる抗体である免疫グロブリンの一種であり、アトピーなどⅠ型アレルギーと呼ばれ、Ⅰ型アレルギーは即時型アレルギーともいわれており、アレルゲンが体内に入ってきてから発症するまでの時間が短いのが特徴です。本検査では、アレルゲン特異的IgEの血中濃度を「定量化」したことで、原因アレルゲンの症状との関連性の強さや、アレルゲン暴露の状況が判るようになり、さらに治療効果のモニタリングが可能となりました。
測定アレルゲン一覧(犬)
節足動物
- ヤケヒョウヒダニ
- コナヒョウヒダニ
- アシブトコナダニ
- ノミ
- 蚊
カビ
- アスペルギルス
- アルテリナリア
- クラドスポリウム
- ペニシリウム
樹木
- ニホンスギ
- シラカンバ
- ハンノキ
キク科植物
- ヨモギ
- オオブタクサ
- アキノキリンソウ
- タンポポ
- フランスギク
イネ科植物
- カモガヤ
- ハルガヤ
- オオアワガエリ
- ホソムギ
- ギョウギシバ
主要食物アレルゲン
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 卵白
- 卵黄
- 牛乳
- 小麦
- 大豆
- トウモロコシ
除去食アレルゲン
- 羊肉
- 馬肉
- 七面鳥
- アヒル
- サケ
- タラ
- エンドウ豆
- ジャガイモ
- 米
測定アレルゲン一覧(猫) 世界初の猫用の定量検査
節足動物
- ヤケヒョウヒダニ
- コナヒョウヒダニ
- アシブトコナダニ
- ノミ
- 蚊
カビ
- アスペルギルス
- アルテリナリア
- クラドスポリウム
- ペニシリウム
樹木
- ニホンスギ
- シラカンバ
- ハンノキ
キク科植物
- ヨモギ
- オオブタクサ
- アキノキリンソウ
- タンポポ
- フランスギク
イネ科植物
- カモガヤ
- ハルガヤ
- オオアワガエリ
- ホソムギ
- ギョウギシバ
肉系
- 鶏肉
- 卵白
- 卵黄
- 七面鳥
- アヒル
- 牛肉
- 牛乳
- 羊肉
- 豚肉
魚系
- カツオ
- マグロ
- サケ
- タラ
植物系
- 小麦
- トウモロコシ
- 米
- 大豆
- ジャガイモ