岐阜動物クリニックは岐阜県岐阜市と各務原市にまたがる地域にある犬・猫・ウサギ・フェレット・ハムスターなどを診療する動物病院です。

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ペットの肥満にご注意ください!

2015/03/04

こんにちは
昨日この辺りではめずらしく少し大きめな地震がありましたね
大きな地震が東海地方に来ると結構前から言われているだけあってこわいですが
みなさんも気を付けてくださいね

今回は太りすぎの危険について書きたいと思います。
ふっくらまんまるの動物はなんともいえないかわいらしさがあって
なんだか憎めない雰囲気がありますよね(*´ェ`*)
でも肥満がもたらす問題は多くあるのです!!

*急性膵炎を引き起こす
*糖尿病を引き起こす
*心臓や肺に負担がかかる
*運動能力が低下する
*関節に負担がかかる
*体温調節の邪魔をする
*麻酔が効きにくい
*手術で縫った傷口を治りにくくする

一言に肥満と言っても毎日一緒にいる飼い主さんは
体型の変化に気付きにくい部分があると思います。
病院で体重を測ってびっくり!や、逆に
モコモコの毛に覆われていて、痩せているよと言われてびっくり!
なんてこともよくあります。
★見るポイント・・・『肋骨が軽く触れるくらい』
上から見た時『腰が少しくびれている』のが適正です。
肥満になってくるとこれが無くなってきます。
ただし、犬・猫種によっては、もともと特殊な体格をしているものもありますので、
その犬・猫種での正常状態を知っておくことが大切です。

★ダイエットには・・・
食事量を減らす必要があります。
何かにつけておやつを与える習慣を正したり、
同じ量でもカロリーの少ない療法食に切り替えたりします。
また、早食いの癖がある場合は、一回の食事量を減らして回数を増やしたり、
早食いができないような特殊な食器に変えたりするのも効果的です。
フードのパッケージに表示してある給餌方法は一般論で
全てのわんちゃん、猫ちゃんに当てはまるわけではありません。
あくまでも自分が飼っているわんちゃん、猫ちゃんの体型を
日々観察、測りながら食事量を微調整することが重要です。

最近は栄養不足の子は減ってきましたが、
逆に肥満気味の子が増えてきています(゚ロ゚;)エェッ!?
きちんとコントロールしてあげてくださいね
ご相談や療法食をご希望の方はお気軽にお尋ねください

わんちゃんに多い眼科疾患

2015/02/19

こんにちは!
皆さんお元気でしょうか?まだまだ寒いですね
火や、暖房器具の扱いには注意しましょうね

今回は感覚器の中で、「目」についてお話したいと思います。
生き物には五感といわれるものがあり、その5つの感覚で、
さまざまな情報を外部から受け取り、神経と連絡しています。
「目、耳、鼻、口、皮膚」の5つが感覚器です。

≪目の働き≫
目は光を感じたり、物の形を認識したりする器官です。
眼球とそれを保護する器官から成り立っています。
構造はカメラによく似ていて、レンズに相当するのは
水晶体といわれるところです。水晶体をおおう虹彩というものが
明るいところでは瞳孔を小さくし、暗いところでは瞳孔を大きくし
目に入る光の量を調節します。

≪眼科疾患≫
★角膜炎
外界と接する眼球のもっとも表層の部分を角膜といい
この角膜がさまざまな原因で炎症を起こした状態を角膜炎という。
*原因・・・細菌やウイルスの感染、物理的外傷、その他代謝障害など
*症状・・・角膜にただれがおき、痛みやかゆみが起きる

★白内障
眼球の中のレンズ(水晶体)は通常は透明である。
その水晶体の透明性がなんらかの原因で維持できなくなって
白濁することを白内障という。
*原因・・・先天性、老齢性、糖尿病性、外傷性、内分泌性、中毒性、若齢性など
*症状・・・視力障害(物にぶつかる、ジャンプできなくなるなど)
*発生の多い犬種・・・コッカ-・スパニエル、プードル、ビーグル、アフガン・ハウンド、狆

★緑内障
眼球の眼房を満たしている液体が外に排出できないなど
眼球内部の圧力が高くなり、視神経を圧迫して障害を起こす。
光を当てると目の奥が反射して緑に見える。
*原因・・・原因不明の原発性、続発性レンズ脱臼性、前ブドウ膜炎性、外傷性、悪性新生物
*症状・・・イヌでは一般に激しい痛みを伴う、視野異常、視力低下、視力消失など
*発生の多い犬種・・・バセット・ハウンド、イングリッシュ・コッカ-・スパニエル、
スプリンガー・スパニエル

上にあげた眼科疾患はほんの一部です。
目の疾患は完治が可能なものとそうでないものとさまざまです。
症状に合わせた治療や薬の投薬を実施しています。
目をよく気にする、涙や目やにが多いなど気になることがあればご相談下さい

皮膚炎について

2015/01/31

こんにちは!!今インフルエンザがすっごく流行ってますね
予防接種をしてもかかる人もいるみたいなので
十分注意してくださいね

今回は皮膚の事について書きたいと思います。

≪皮膚の働き≫
体の表面を覆っている皮膚ですが、外界からの
刺激を感じたり、外敵から体を保護したり、
体温調節をするという役割があります。

≪皮膚の構造≫
皮膚は『表皮・真皮・皮下組織』の3層で成り立っています。
その構造は基本的にヒトと変わりません。ただし
汗腺という汗を分泌させる器官は、人間には体中にありますが
イヌは肢の裏に集中しています。

≪皮膚疾患の分類≫
感染症・アレルギー・先天性・内分泌性・
腫瘍・免疫性・精神性 など。その中でも
感染症とアレルギーによる皮膚炎が多いです。

★感染症による皮膚炎
感染症皮膚炎の原因となるものは
皮膚での細菌繁殖や寄生虫の寄生によるものです。

膿皮症・・・細菌が皮膚で増えることが原因、激しい痒み。
皮膚糸状菌症(真菌症、白癬)・・・カビの一種の細菌が原因
円形脱毛が起こり、ヒトにも感染する。
マラセチア皮膚炎・・・激しい痒みを起こし、
皮脂が多く皮膚が脂っぽく、べたつく。
ニキビダニ(アカラス)・・・真皮層に常在しているダニの
異常繁殖が原因、激しい痒み。

★アレルギーによる皮膚炎
アレルギー性皮膚炎は食べ物が原因だったり
ほこりが原因だったりします。

食事性アレルギー・・・食事中のアレルゲンが原因
痒み・皮膚の炎症・フケ・下痢。
接触性アレルギー・・・アレルゲンとの接触が原因
接触部位の炎症・痒み・湿疹。
吸引性アレルギー・・・アレルゲンを吸いこむことが原因
主に顔面・四肢・腹部に炎症。
ノミアレルギー・・・ノミの唾液中に含まれるヒスタミンに反応
刺された部位に痒み。

≪皮膚炎が起こりやすい場所≫
口周り、目の周り、脇、内ももの付け根、指の間
皮膚炎は蒸れやすいところ、また
擦れやすいところに起きやすいです。

最近よく痒がる、フケっぽい、赤くなっているなど
気になる症状があれば気軽に病院へいらっしゃってください

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